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室蘭民報

室工大生がたたら実習、作業を通してものづくり学ぶ【室蘭】

炉を壊して鉧を取り出す学生たち

火の粉の中に玉鋼の輝き

 室蘭工業大学の学生が11月27、28の両日、室蘭市水元町の同大で日本古来のたたら製鉄を体験し、玉鋼を多く含む鉧(けら)を生み出す作業を通して、ものづくりの原点を学んだ。

 同大の一般教養科目「青少年と文化」の一環。学生は事前にたたらの歴史や近代製鉄との違いについて学び、製鉄実習は室蘭・登別たたらの会(石崎勝男会長)の5人が講師を務めた。

 1~4年の学生15人が炉の高さ、風を取り入れる羽口の数や角度を計算して設計。27日にレンガを積み重ねて築炉し、28日は午前9時10分に火入れ。白老産などの砂鉄25.2キロをはじめ、白老産木炭、室蘭産ホタテ貝を28回に分けて炉に投入。学生たちが主体的に関わった。

 午後4時15分にハンマーで炉を壊し、噴き上がる火の粉に鉄が生まれる輝きを感じながら、30分かけて真っ赤に燃える鉧を取り出した。重量は10キロで玉鋼が6~7キロ含まれている。石崎会長は「すごい成績です」と学生をたたえた。

 たたら製鉄の現場責任者・村下(むらげ)を務めた竹達統真さん(工学部機械航空創造系学科4年)は「鉧が思ったよりも大きくてびっくりしました。たたらの会の皆さんには、社会人として大切なことも教えていただきました」と充実した表情で振り返った。学生を指導している阿知良洋平講師は「パソコンでの作業が多い学生にとって、自分の手でものづくりをするのは希少な機会です」と学習の意義について話した。

 鉧はたたらの会が精錬して玉鋼を取り出し、学生の元へと届けられる。学生は玉鋼を研究し、学内発表でたたら製鉄の研究成果を発表する。

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