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函館新聞

バジル増産へ 授産事業が軌道 ワークセンター一条【函館】

室内で水耕栽培しているバジル

 社会福祉法人「函館一条」(函館市旭岡町、尾形永造理事長)が運営する多機能型事業所「ワークセンター一条」で行うバジルの水耕栽培が、作業開始から5年目に入った。事業は軌道に乗り、従来の建物内での栽培に加え、昨年5月から新たにビニールハウス1棟で栽培を始め、今年4月からは同じハウス内に水耕栽培の設備を増やす計画だ。増産により売り上げを高め、利用者の工賃向上を目指す。

 道南の授産施設での作業は水産加工が多く、工賃が低いことが課題になっている。同事業所は自分たちで事業を立ち上げ、収益を上げようと、2016年7月に室内での水耕栽培に着手。「里山式水耕栽培プラント」を8基導入し、360株の苗を栽培。プラズマ育成灯16灯を設置し、衛生的に管理した環境の中で農薬を使わず、水と液肥だけで育てる。温度管理はエアコンを使う。バジルは2カ月収穫すると、新しい苗に入れ替える。

 利用者6人が水耕栽培に携わり、液肥の濃度管理や収穫、出荷作業に取り組む。バジルは週に2回(月・木曜)、全量を函館の市場に出荷する。通年安定した需要があり、市場から地元の葉物野菜が少なくなる冬に増産を求められるという。

 昨年5月からは、ハウス1棟でバジルの増産に乗り出した。同じ里山式の水耕栽培で、800株の苗を栽培。無加温のため、5~10月にバジルを作る。昨年はハウス分の増産で売り上げが前年の3倍に伸びた。

 今年4月には、ハウスの空きスペースに水耕栽培設備を増やす。密集栽培で3600株を追加する方針。ワークセンター一条の澤口雅宏課長(48)は「売り上げをアップさせ、利用者の工賃を引き上げたい」と話す。

 函館駅前ビル内の「ふらっとDaimon(だいもん)」のカフェでは、同事業所のバジルを使ったジェノベーゼのパスタを提供するなど、用途も広がっている。カフェの店頭でも袋詰めの商品を売っている。

 シエスタハコダテ内の「ベジ旨マルシェKawasaki」(本町)で、バジルを扱う川崎保江さん(55)は「輸送費がさほどかからないため本州産より安く提供でき、日持ちも良い。安心感があり、冬季は地元野菜が少ないので、お客さまに喜ばれている」と話している。

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