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苫小牧民報

白老交通、料理「タク配」します タクシーが飲食店と家庭つなぐ

出前タクシーのサービスを始めた白老交通

 白老町の白老交通(山本浩平社長)は、飲食店の料理をタクシーで配達する出前サービスを始めた。出前注文を受けた店からの依頼を受け、ドライバーが有料で注文先へ届ける仕組み。新型コロナウイルス対策の外出自粛で外食がままならない家庭と、配達機能を持たない飲食店をつなぐ役割を果たしていきたい考えだ。

 新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛で増える飲食デリバリー(出前)の需要に対応するため、国土交通省はタクシーによる配送を認める特例措置を4月に導入。これを受け、人員不足で配達に対応できない飲食店とタクシー会社がタッグを組み、出前サービスに乗りだす動きが全国的に広がりつつある。

 国交省は当初、特例措置の期間を4月21日から5月13日までとしていたが、政府の緊急事態宣言延長に伴い9月末までに延ばした。こうした情勢を踏まえ、白老交通も特例措置の9月末までの認可を受け、出前タクシーの取り組みを始めることにした。

 車両10台とドライバー12人を抱える同社の出前サービスは、出前注文を受けた店の依頼でドライバーが料理を受け取り、商品の代金を立て替える形で店側へ支払った後、配達。料理を届けた家庭から商品の代金と配達料を受け取るシステムだ。旅客輸送の本業に支障が出ないよう配車を管理し、配達時間帯は午前11時~午後2時と、午後5時~9時に設定した。

 配達の範囲は社台から北吉原地区までとし、料金は中心部の白老地区で500円、社台、萩野、石山、北吉原地区で1000円とした。手始めに、白老商業振興会が作成した加盟飲食店のテークアウト(持ち帰り)サービスPRチラシで同社の出前タクシーをアピール。利用の促進を図りたい考えだ。

 同社の取り組みは、新型コロナによる外出自粛で売り上げが大幅に落ち込んでいる飲食店の救済と、感染防止の巣ごもり生活で高まる宅配需要への対応を狙いとした。タクシー利用も激減している中で、新たなサービス導入を活路につなげたいという試みでもある。

 感染拡大で冷え込む飲食業界の回復を促し、外出自粛の家庭の食生活も支えるため、道内でもタクシー配達料などに補助金を出す自治体が出てきている。釧路市では「ごちそうタクシー便」と銘打った地域の取り組みを補助し、配達料を100円(7キロまで)に設定。留萌市も地元タクシー会社とのタイアップで出前事業を企画し、地域経済と町民生活を支援した。室蘭市もタクシー会社と連携し、昼食弁当を事業所へ届ける活動を始めた。飲食店のメニュー紹介サイトやチラシ作成、出前タクシー運行などをまとめてサポートする動きもある。

 新型コロナの影響が国内で今後も長く続く中、白老交通の山本社長は「国など公的サポートでデリバリーを社会全体で支える仕組みづくりが各地で必要になっていくのではないか」と話す。

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