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室蘭民報

地球岬の人々(4)初日の出歓迎実行委員会 吉村五十穂さん【室蘭】

温かい飲み物無償で

初日の出歓迎実行委員会の活動を語る吉村さん

今年の元旦も多くの参拝客が、温かい飲み物をいただいた

 初日の出に新年の幸せを祈願しようと、毎年1月1日には、地球岬に大勢の参拝客が詰め掛ける。強風が吹く岬では、凍えるような寒さに見舞われる。そんな参拝客をもてなそうと、1983年(昭和58年)から温かい飲み物の無償提供や暖房器具の設置をしているのが、地球岬初日の出歓迎実行委員会だ。室蘭市母恋南町の吉村五十穂代表(84)は「初日の出を拝めた参拝客の『バンザイ』の歓声が聞こえると、やって良かったという気持ちになる」と活動を振り返る。

 当初は、母恋南町の有志が中心となってテントを張り、ホットミルクや甘酒を振る舞った。ガスコンロが置けないことから、温めた飲み物が冷めないよう、鍋を毛布でくるんで運んだ。10年でテントが強風に耐えきれなくなり、大みそかから元旦にかけて営業している店も多かったため、1度中止することに。

 「遠くから来ている人もいる。やっぱり来てくれる人をもてなそう」と、母恋北町の有志も加わり、母恋地区全体で取り組む行事として、翌年から再開した。併せて、室蘭観光協会の協力もあり、プレハブ1棟、ジェットヒーター2基、まきストーブ2台を設置し、現在と同じ形になった。

 かつては、2千人分の飲み物が「あっという間になくなった」というほどの盛況ぶりだったが、近年は天候に恵まれず、ピンポイントの天気予報もあって500人以下で推移。実行委の高齢化も進んだ。それでも「『ご苦労さま』『暖まった』と言ってもらえると、続けていかなければという気持ちになる。活動を受け継いでくれる若い人がいれば」と希望している。

(2020年5月20日掲載)

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