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室蘭民報

室蘭空襲・艦砲射撃75年 慰霊祭、コロナ禍で中止や規模縮小【室蘭】

艦砲射撃の犠牲者を弔う慰霊碑に花を供える御崎町会の役員=12日

伝承の決意は不変

砲撃860発、死者400人以上

 室蘭市民ら400人以上が犠牲になった、1945年(昭和20年)7月14日の室蘭空襲、翌15日の艦砲射撃から75年の節目を迎えた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、毎年市内で行われる慰霊祭は、中止や規模の縮小を余儀なくされた。市民に戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える活動にも影響が出ている。

 軍需工場が狙われた艦砲射撃。15日午前9時半ごろからの約1時間で、米軍戦艦3隻から計860発もの1トン砲弾が撃ち込まれた。日本製鋼所と日本製鉄輪西製鉄所の構内はもとより、被害は社宅や市街地にも及んだ。

 最初に標的となった日鋼のお膝元・御崎町では、65人が犠牲に。御崎町会は、毎年15日前後に行われる御崎神社の祭典と慰霊祭を同時開催してきた。今年は祭典が中止となり、12日の慰霊祭も出席者を制限。町会役員9人のみで行った。

 神社の境内にある慰霊碑に手を合わせた今泉勁介会長(75)は「節目なのできちんとやりたかったが、今の状況だと仕方がない。子どもたちに戦争の悲惨さを伝え続けるのが大人の役目。来年は今年の分も盛大にやりたい」と述べた。

 日鋼の次に標的になった日鉄。社宅のあった中島地区では、192人が犠牲になった。中島本町の中島民和会は、毎年15日に開催してきた慰霊祭を初めて中止した。

 大場博海会長(79)は「歴代の先輩たちが守りながら続けてきただけに残念。感染症は命に関わることだけにやむを得ない」という。それでも「慰霊の気持ちは変わるものではない」とし、15日に中島本町公園内に建立された慰霊碑を役員数人が訪れる予定だ。

 室蘭と戦争を紙芝居で伝えてきた、室蘭子どもと環境・平和を創る会。20年以上にわたって小学校などで上映活動を行ってきたが、今年は全て中止となった。

 三浦幸夫代表(84)は、「コロナ禍で戦後75年ということ自体が人々の心から薄れている。平和の危機は深刻になっている」と危惧する。「武器では平和はつくれない。なぜ日本は戦争をしたのか、問い掛ける機会がほしい」と願う。

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