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室蘭民報

「農福連携」へ準備着々 利用者、仕事持ち帰り作業【伊達】

野菜の育苗トレイを見ながら「農福連携」の打ち合わせをする(左から)矢野代表、金田さんと太陽の園職員(右側2人)

矢野農園と太陽の園

 伊達市西関内の矢野農園と、同市幌美内町の北海道社会福祉事業団「太陽の園」が、農業と障害者福祉が結びつく「農福連携」の実施に向けて準備を進めている。「でめんさん」のように利用者が、農家に出向いて作業するのではなく、仕事を持ち帰り利用者のペースで作業する新しい仕組み。実現すると、注目を集めそうだ。

 農業の担い手不足解消と、障害者の就労機会の確保というそれぞれの課題解決につながるとして期待される「農福連携」。多くは野菜などの収穫や選別などの作業を、利用者が農家や畑に足を運んで取り組む。

 グローバルギャップの認証を受ける矢野農園。矢野徳幸代表が「農福連携」の先進地を視察する中で興味を持ち、農家の手伝い事業を手掛ける金田光弘さんを介し、就労先を探す太陽の園とマッチングした。太陽の園は、利用者が高速道路のサービスエリアの花壇を整備するなど「高福連携」などにも取り組む。

 矢野代表は「視察で『障がい者ができる仕事をつくることが農家の仕事』と聞いた」と強調。その上で野菜の育苗トレイを太陽の園へ持ち帰ってもらい、利用者に洗浄する作業を提案した。

 太陽の園の米竹克之デイ活動課長は、利用者の高齢化が進むことに触れ「(農家に)行って作業をするのは難しい。仕事を持って帰ることができれば、納期にも余裕があり働ける。働くことで、利用者のモチベーションも上がる」と期待を込める。 

 作業は8月中旬からを予定。矢野代表は「業務を委託することで、労働力の軽減はもちろん、精神的にもとても楽になる。初めから完璧にはできない。改善点を見つけながら進めていければ」と話す。

 今回の「農福連携」について、長く農業に携わる金田さんは「現場から事業を立ち上げ、進めながら仕組みをつくっていければ。今後の大きな一歩になる」と期待を込めている。

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