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苫小牧民報

Seasons with グランマ 白老の食文化、若い世代に継承

新装開店のグランマを率いる林啓介さん(中央)、オルガさん(左から3人目)、千田聖也さん(右から3人目)、女性スタッフら

 白老町の地域おこし協力隊員の林啓介さん(38)が大町商店街の食堂「グランマ」の経営を引き継ぎ、「Seasons with(シーズンズ ウイズ) グランマ」の店名でリニューアルオープンさせた。従来通り地元の女性高齢者らが調理や接客に携わり、地域食材を活用した料理の提供で白老を発信する。

 同店は、店長の林さんのほか、妻オルガさん(35)、副店長の千田聖也さん(27)が運営。3人はいずれも白老の地域おこし協力隊員だ。グランマは一時期、千田さんが中心となって運営していたが、新型コロナウイルスの影響で今春から休業。その間、店の体制強化を検討し、自営の貿易業務で食関連の経験を重ねた林さんが経営を引き継いで店長に就き、1日に再スタートを切った。

 店ではタパスと呼ばれる小鉢の一品料理を並べたケースから、客が好きな料理を選ぶ方式のセットメニュー(450円、700円)のほか、山菜ごはんセット(800円)、白老牛や白老産シイタケ、野菜を使ったしらおい丼(900円)などランチメニュー=午前11時半~午後2時=を提供。金、土、日曜日にはディナーメニュー=午後5時半~9時=も用意し、地元の魚介類などを使ったパエリア(1人前1000円)、パスタ、カレー、ワインなどのアルコール類も出す。

 従来のグランマは昼食時のみの営業だったが、客層の拡大などを目指して週末に夜営業も取り入れた。ディナーの時間帯には、明るく改装した店内の壁に白老のまち、文化を紹介する映像をプロジェクターで投影し、地域の魅力を発信する。

 タパスは1品200円で、「サバのしょうゆ焼き」「幻魚(ゲンゲ)のマリネ」「カレイと梅ハチミツ」など種類豊富に日替わりで提供。タパスをはじめ、他のメニューも地元食材を積極的に活用し、地域の食文化と食の宝庫・白老をアピールしたいという。

 林さんは「高齢女性スタッフが若い女性たちに地域の味を伝える機会を設け、地元食文化の継承と世代間交流の場にもしていきたい」と話す。店名に採用したSeasonsは日本語で「季節」を意味する英単語。「文字通り季節感のある料理の提供と、高齢者からの継承という店の試みが、移り変わる季節のイメージに合うため、名付けました」と言う。

 店内では、林さんとオルガさん夫妻が立ち上げたブランド「GREEN OWL」のシイタケマリネ、イタドリティーなどオリジナル商品も販売。グランマのブランド商品・野草茶も扱っている。

 グランマは2009年、地元の女性高齢者グループが創業。白老で収穫した山菜の料理を提供するなど、高齢者の能力を生かした店づくりが注目を集め、今に続いている。

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