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根室新聞

「北構保男博士の研究」特別展示始まる 13日まで【根室】

始まった特別展示

 6月5日に101歳で亡くなった考古学者でオホーツク文化研究の第一人者、北構保男氏を追悼し、研究業績を紹介する特別展示「郷土の考古学者北構保男博士の研究」が8日、市総合文化会館多目的ホールで始まった。入場無料で13日まで。

 市教委が主催。平成29年2月に北構氏から根室市に寄贈された考古資料を中心に、北構氏が中学時代から続けてきた考古学調査をパネルで紹介。その時々に出土した代表的な骨角器や土器など、貴重な資料約150点が展示されている。

 オープニングに遺族の山田信子さん、友人の細川憲了さんを招き、石垣雅敏市長、寺脇文康教育長の4人でテープカットを行って開幕。先立って主催者を代表した石垣市長は「この根室で戦前から考古学、民俗学の研究に携われ、一生を通じてオホーツク文化の研究を続けた北構先生の貴重な資料をしっかり守り、次につなげていかなければならない。きょうはそのスタートでもある」とあいさつした。

 参集した30人近い市民がさっそく会場内に入って、北構氏が13歳の時に弁天島で発見したオホーツク文化の捕鯨彫刻図が描かれた鳥骨製針入をはじめ、温根元竪穴群から出土した牙製婦人像、弁天島遺跡出土の水鳥の文様が入った土器などオホーツク文化の特徴的な土器や骨角器など貴重な資料の数々に見入った。

 展示は研究の経過を一覧して足跡が分かるよう構成されており、北構氏が戦前の根室の遺跡や樺太、国後島での調査に携帯した愛用のスプリングカメラや、考古学に興味を持ち始めた頃に母が近所の職人に依頼して作ってもらったという木箱も展示されている。小さな土器片などを入れるのに使っていたということだ。

 展示の構成に当たった市歴史と自然の資料館の猪熊樹人学芸主査は「北構先生が調査してきた各遺跡から出土した資料の中から選んだ、言わばエース級の資料が並んでいるので、ぜひこの機会に見ていただきたい」と話している。

 見学者にはパンフレットのほか、資料を写真にして作成したポストカードをプレゼントしている。

 公開時間は毎日午前9時から午後5時まで(最終日のみ午後3時まで)。新型コロナウイルス感染防止に、来場にはマスクを着用。入場前に検温、手指消毒、氏名・連絡先の記入が必要なほか、見学に当たって対人距離の確保に協力を呼びかける。

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