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室蘭民報

住民集うバス停ベンチ 八丁平プロジェクト始動【室蘭】

福祉施設の関係者が見守る中、ベンチの座り心地を確かめる女性ら=16日午後

地域づくり、全市のモデルに

 新興住宅地・室蘭市八丁平にベンチを置いて、地域コミュニティーを活性化しようと、地元の関係者が「八丁平ベンチプロジェクト」を立ち上げた。第1弾のベンチをバス停留所3カ所に設置した。出歩きやすく居場所となる地域づくりを住民が主体となって進める取り組みが動きだした。

 多職種の専門職による地域ケア会議が八丁平地域の困りごとを探る中、2018年(平成30年)10月の会合で「遊歩道が整備されている割に、まちなかに休む場所がない」と、ベンチの設置を求める声が多い、と話題に上った。米・ニューヨークや福岡、東京などまちなかにベンチを置くプロジェクトを展開する都市の存在が明らかになり、室蘭でも、と思い立った。

 ことし6月には、八丁平在住で足が不自由な80代の男性から「バス停に椅子か雨雪をしのぐ屋根があれば、一休みしてバスを待つことができるので助かる」という内容の投稿が本紙夕刊の読者欄に寄せられた。これが決め手となり、地域包括ケアシステムの実現に向けた生活支援体制整備事業の一環で、市の事業委託を受けている市社会福祉協議会が導入を決めた。

 ベンチは、帯広刑務所の作業製品で幅140センチ、奥行き41センチ、高さ72センチ。1台1万4千円。今月16日、展望台入口、南公園前、八丁平4丁目の各停留所に設置した。利用状況や、住民の散歩コースを考慮して決めた。

 プロジェクトに賛同した地元のオパール室蘭、オパール八丁平、エバーグリーンハイツ室蘭、きらめきの駅の4福祉施設が設置し、管理も担う。ケアハウスオパール八丁平の今泉桂太施設長は「バス待ちしている人を多い時で5人くらい見掛け、大変だなと感じていた。地域の施設として協力できるのはうれしい」と話した。

 ベンチを設置した南公園前の停留所では、近所の住民が座り心地を確かめた。南部正子さん(87)は「週に1度は中島に買い物に行くので回数が増えるかも」、松岡典子さん(84)も「ちょっとの間でも座れるのが助かるね」と喜んだ。

 関係者はベンチの設置を増やし、八丁平モデルとして全市に広がってほしい と夢を描く。中島・八丁平地区福祉協議会会長、上野正春さん(78)は「今後も設置の要望は出てくるだろう。モデルとして確立し、休むだけではない、住民が集う場所にしたい」と話している。

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