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名寄新聞

美深産キャビア商品化実現・ふるさと納税返礼品にも【美深】

初めて販売した美深町産キャビアとパッケージ

 美深振興公社(代表取締役社長・山口信夫町長)では、このほど、美深町産のキャビアを初めて商品化し、町内外に販売。例年よりも多くの採卵に成功したことが商品化の実現に結び付いたもので、ふるさと納税の返礼品にも予定。今後は安定的な供給を課題としながら、美深の新たな名物となるよう目指している。

 美深町では、まちおこしの一環として1983年にチョウザメをソ連から導入し、びふかアイランド内の三日月湖に放流したことが始まり。96年に同アイランド内にチョウザメ館がオープンするとともに、採卵もスタートした。

 当初は観賞用がほとんどだったが、2008年からびふか温泉の目玉としてキャビアを提供するため、採卵を本格化。12年には経済産業省の補助金を得て、旧恩根内小学校プールに養殖施設を整備した。現在は、北海道大学と連携して、同プール、同館の他、辺渓地区の飼育研究施設でチョウザメを飼育、養殖しているが、採卵は同プールで行われている。

 例年は2キロほどの採卵にとどまっていたため、同温泉で宿泊客の食事や日帰り客向けにレストランで提供するのみだったが、昨年10月の採卵では5キロほどと例年の2倍以上と成功したことから、初めての商品化を実現。町内外向けの販売に結び付いた。

 20グラム入りを80セット、25グラム入りを20セット用意して、20グラム入りは完売した。2月中旬には、ふるさと納税の返礼品として20グラム入り50セットを提供する予定となっている。

 今後は安定的な供給を課題に挙げており、今回販売したのは「ベステル」という種のキャビアで、最短でも8年から10年育てないと採卵できないが、北大の研究で、ダウリヤチョウザメとシロチョウザメ、アムールチョウザメ、シベリアチョウザメと交配させた種だと、5年ほどで採卵できるとのことで、研究を進めながら新種にシフトしていく。

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