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苫小牧民報

海外輸出、売上高3割増 ホッキなどタイに空輸-苫小牧漁協

タイ輸出用のホッキを箱詰めする苫小牧漁協の職員

 苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)の魚介類海外輸出事業は、新型コロナウイルス下にあっても堅調に推移している。2020年度は前年度並みの年間8トンペースでタイに空輸し、売上高は3割増の約1500万円を見込む。航空各社の減便の影響を受けつつ、他産地のウニなど高級商品の取り扱いで売り上げはアップ。同漁協は「今後も出荷先の一つとして大事にしたい」と話す。

 同漁協は19年4月から、航空関連業の企画提案を受け、タイ・バンコクのトンロー日本市場に魚介類を出荷。苫小牧で早朝に水揚げした魚介類を新千歳空港から羽田経由でタイに空輸し、翌朝の同市場に並べるという新鮮さが売りだ。「マツカワなどの魚は水、酸素と袋詰めし、冷やしたまま送れば翌朝まで生きている」と同漁協。週1回ペースで輸出を始め、同年6月からは週2回ペースに拡大した。

 昨年は新型コロナの感染拡大で、4~5月は輸出が停滞。5月中旬に空輸を再開したが、航空各社の減便で経由先が羽田から成田に変更された。タイ到着がほぼ1日遅れとなり、魚を生きたまま送ることは難しくなった。さらに現地の反政府デモで飲食店需要が減るなど、輸出事業を取り巻く環境は悪化した。

 そんな中で、水揚げ日本一を誇るホッキについては氷詰めして輸出するため、減便の影響を受けず、堅調に推移。さらに活魚の代替として冷凍製品の販売に力を入れ、苫小牧の公設市場に集まる他産地のウニやカキ、ホタテ、キンキなどを取り扱った。出荷は今年に入ってからも週2回ペースを維持し、販売品目の単価上昇で売り上げアップにつながっている。

 同漁協は「新千歳空港まで近いため、海外輸出に有利。タイでは飲食店に苫小牧の魚介ポスターが貼られるほど評判」と強調。「コロナ流行がここまで長引かなければ、アジア圏の他国への出荷を始められた。浜値の安定、向上につなげるためにも海外輸出事業を続けたい」としている。

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