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苫小牧民報

支笏湖ユースホステル来月末に閉館 宿泊客減少や施設老朽化で

3月末で閉館する支笏湖ユースホステル

 66年前に国内第1号のユースホステル(YH)として開業した支笏湖ユースホステル(千歳市支笏湖温泉)が3月末で閉館する。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う宿泊者の減少や施設の老朽化が理由。閉館後、建物は道内に本社を置く大手ホテル経営会社が買い取る見通しだ。

 支笏湖YHは、建物を日本ユースホステル協会が所有。現在は地元在住の個人に運営を委託している。

 1955年7月に開業した当初は、当時の千歳支笏湖小学校の旧校舎を改修して活用。60年に建築家で北方建築の第一人者、田上義也氏が設計した現在の建物が完成した。雪国らしい三角屋根が特徴だ。

 最盛期の66~75年には年間約2万人が利用したが、宿泊者数は徐々に減少。同協会によると、2019年は約2700人弱、コロナ禍の20年は2000人弱にとどまった。同協会は「観光客や合宿利用が大きく減り、建物も老朽化している」と閉館理由を説明する。

 苫小牧山岳会事務局長の泉田健一さん(72)は、所属する「苔(こけ)の洞門研究会」の懇親会などで同YHを利用。「個性的で独特な建物。一つの時代が終わったようで寂しい」と語る。

 地域の事情に詳しい支笏湖温泉の佐藤進さん(78)は、60年代後半から70年代にかけて大きなリュックサックを背負って低予算旅行をする若者「カニ族」がYHに宿泊していたことに触れ、「輪になってダンスをしていた。彼らを付近のオコタンペ湖に案内した」と述懐。自身も中学の同窓会などで宿泊しており「地元青年会の主催のダンス教室を開いたこともある思い出のある場所。閉鎖は寂しく、残念」と肩を落とした。

 建物を購入予定のホテル経営会社は本紙の取材に「契約締結はまだだが、買い取る方向で検討している」と説明。「用途は決まっていないが、支笏湖全体の魅力が向上するような使い方ができれば」と話している。

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