老朽化から改修工事を行っていた納沙布岬の公衆トイレの今年度分の内装工事が完了し、１９日から供用開始になった。来年度は外装工事を予定し、市内最大の観光地である納沙布岬の魅力アップを図る。

　納沙布岬トイレは、旧観光物産センターを衣替えした北方領土資料館横に平成４年に設置されたもの。築後３０年近くを経て老朽化が進み、観光客などから改修を求める声などが聴かれていた。

　改修工事は２カ年計画で、約４６００万円を予定。今年度は約２６００万円を予算化し、６月に実施設計に着手、内装工事を１０月１６日から進めていた。同トイレは約８０平方メートルで、男子用が小便器７基、大便器が３基、女子用６基、多目的トイレ１室で、内装工事では男子用の大便器と女子用トイレを洋式トイレに更新するとともに、室内照明灯も省エネ化からＬＥＤに変更。また、内壁・天井もきれいに塗り替えた。

内装工事が完了し供用開始した納沙布岬の公衆トイレ