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室蘭民報

室蘭工業高情報技術科、時代の使命終え閉科 エキスパート2000人輩出【室蘭】

時代の変化とともに人材育成の役目を終えて行われた閉科式

 室蘭工業高校(室蘭市宮の森町)は26日、情報技術科の閉科式を同校体育館で開いた。コンピューターや通信技術の知識に熟練した人材育成という大きな役目を果たし、25年の歴史に幕を下ろす。前身の電子科を合わせると、58年で2千人以上の卒業生が道内外に羽ばたいた。

 閉科式は情報技術科を含む5学科の3年生144人と、教職員、来賓、招待者の約20人が出席。式辞の中で伊藤正法校長は「閉科するのは非常に残念だが、室工の卒業生として社会で活躍してほしい」とエールを送った。

 来賓で胆振教育局の山上和弘局長は「時代の移り変わりで(情報技術科の)使命は終わるが、ものづくりの精神を胸に自信と誇りを持とう」と最後の卒業生に呼び掛けた。同校同窓会の川田寿之会長は「伝統ある室工をOBとして一緒に支えよう」と協力を求めた。

 情報技術科の生徒を代表し、3年生の田村悠睦さん(18)があいさつ。「大きく成長できた3年間だった。最後の卒業生として恥じないよう、社会で活躍できる工業人になる」と力を込めた。

 同校は道庁室蘭工業学校として1941年(昭和16年)に開校。電子科が63年に新設され、96年から情報技術科に転換。電気・電子回路、プログラミング、通信技術の基礎を中心とする教育を行い、2019年(平成31年)に生徒の募集を停止した。卒業生は電子科1265人、情報技術科(3月卒業予定の31人を含め)762人に上る。

 閉科に伴い、新年度からは環境土木科、電気科、建築科、電子機械科の4学科体制となる。同校全体の卒業生は1万9千人以上に上り、今年で創立80周年を迎える。

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