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苫小牧民報

樽前ガロー涼やか コケ見頃

深緑色にこけむした渓谷が独特の景観を形成している苫小牧市内の名勝、樽前ガロー。ゆるゆると流れる樽前川の両岸に切り立った崖の岩肌のコケが見頃を迎えた。60種類以上のコケ類がじゅうたん状に自生する豊かな自然環境が、訪れる人に一服の清涼を与えている。

岩肌のコケと清流が美しい樽前ガロー

 樽前ガローは、樽前山(1041メートル)南側の麓にある渓谷。1667(寛文7)年の噴火による火砕流堆積物を樽前川の水流が長い時間をかけて浸食し、形成された。ガローは「切り立った崖」を意味するアイヌ語。エビゴケやオオホウキゴケなど多数のコケ類が繁茂する。市は1979年4月に自然環境保全地区に指定した。

 涼を求め、ガローを訪れる市民が増えているが現在は岩盤崩落の危険性もあり、市は注意喚起の看板を設置。川に降りられないようにしている。市環境生活課の担当者は「安全面、コケ保護の観点から見学には十分注意を」と呼び掛ける。

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