市、内部事務デジタル化 来月から本格始動、テレワーク環境を充実【登別】

出勤時、職員証をタブレットにかざす登別市職員
労務や文書管理
登別市は10月から、職員の業務効率化に向け、内部事務のデジタル化を本格化させる。一部導入していた電子決裁を全事務に拡大。労務や文書管理もシステム化する。コロナ禍のリスク分散や働き方改革が注目される中、テレワーク環境の強化も狙いとしている。
これまで職員が作成する書類などは、紙で管理職に提出し、判断を仰いできた。決裁後の書類は、各部署の執務室に決められた期間、保管されていた。
今後は全事務に電子決済を導入する。職員の作成した電子文書は、管理職がパソコン上で判断。決裁後は市のサーバーで保管する。押印廃止により意思決定の迅速化、ペーパーレス化を図る。
労務管理も電子化する。出退勤管理システムを9月に試験導入し、現在は課題洗い出しの最中。出退勤は庁舎入り口のタブレットに職員証をかざすことで管理。各種休暇取得はパソコンを使い届け出る。
市は今春から、テレワーク環境の整備に着手。地方公共団体情報システム機構の実証事業を使い、自宅勤務時の情報の取り扱いなど課題をクリア。固定電話の半数以上を廃止し、スマートフォンを導入するなど、着々と環境を構築している。
実際、緊急事態宣言により「自宅で勤務する職員が増えて」(市)おり、8月27日~9月30日では延べ約200人になる見通しという。
総務グループの篠原知紀総括主幹は「働き方を見直すチャンスとしたい。ペーパーレス化やテレワークの促進は、書庫や執務場所の減少にもつながるなど、新本庁舎の設計にも影響するでしょう」と話している。
関連記事
豚丼や新得そば、名産販売 ニュー王子 26日まで「十勝うまいもの市」
苫小牧市表町のグランドホテルニュー王子は、第1回北海道物産展として十勝管内のグルメを集めた「十勝うまいもの市」をホテル内の旧レストラン・ハルニレで開いている。26日まで。 霜降り肉の「かみ...
厚真産ハスカップ初競り 甘酸っぱい初夏の味 最高値2000円
厚真町の特産品ハスカップの初競りが24日、苫小牧市公設地方卸売市場で行われた。卸売取引の最高値は「特A大」の1パック(300グラム)が2000円で、前年を500円上回る絶好のスタート。生産するとま...
住民の関心高く長蛇の列・下川商業高3年が地元初の販売実習会【下川】
下川商業高校(島瀬展成校長)3年生35人の販売実習会が、23日午前11時から下川町内の元寿フードセンターと名寄市内の西條名寄店前で開かれた。名寄開催は昨年に続き2度目。下川での開催は初となり、にぎ...
鹿追高が道外から出願可能に 寮や発信、町も後押しへ【鹿追】
鹿追高校(俵谷俊彦校長、生徒126人)が2023年度入試から、道外からも出願が可能となった。これを受け、鹿追町も寮や下宿など滞在環境整備の検討、全国に向けた同校の魅力発信などを支援していく。 ...
ハスカップ食べ頃 向井さん来月上旬まで畑開放【大樹】
大樹町東和地区にある向井稔さん(85)の畑でハスカップの実が熟し、摘み頃を迎えている。7月上旬まで有料で開放している。 向井さんは20年以上前からハスカップの栽培に取り組んでいる。現在は...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
大迫選手と一緒に快走 うらほろマラソン【浦幌】
2五島軒がパン製造を新規展開 オーブンなど設備投資【函館】
3フードバレーマラソン 3年ぶり開催へ 10月30日【帯広】
4インデアンカレーついに500円超え 食材高騰で7月【帯広】
5北光町の幼児死体遺棄事件 母親が胸の内明かす「深い後悔」
-
1
恵山岬沖で沈没の米潜水艦アルバコアか ソナーで物体検知【函館】
2三浦由唯菜さんが女子日本史上初の優勝・世界ジュニアカーリング選手権【名寄】
3フードバレーマラソン 3年ぶり開催へ 10月30日【帯広】
43年ぶり「ワニ祭り」 7月1、2日開催に向け協議【室蘭】
5「マルミ商店」オープン、テークアウトと物販専門、マルトマ食堂の姉妹店