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函館新聞

遺愛高生2人が縄文紹介する紙芝居のフランス語訳に挑戦【函館】

紙芝居のフランス語訳に取り組む(左から)藤村さん、古館さん、古地教諭

 遺愛女子高校英語科3年の古館希和さん(18)と同2年の藤村優那(17)さんが、今年7月に世界文化遺産登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」などを紹介する、オリジナル紙芝居(制作・道中小企業家同友会函館支部道南観光研究会)のフランス語訳ボランティアに取り組んでいる。12月には自分たちで訳した紙芝居の読み聞かせ動画の収録も予定している。

 オリジナル紙芝居の多言語化は、同遺跡群や構成資産に含まれる函館市の大船・垣ノ島遺跡の情報発信に取り組む民間団体「縄文DOHNANプロジェクト」(山田かおり代表)と、ケーブルテレビ・NCVニューメディア函館センターが今年から進める取り組み。新型コロナウイルス禍が収束した際、世界遺産登録を追い風にさまざまな国や地域から多くの観光客が同地を訪れることを見据え、多言語による紙芝居で多くの外国人に同遺跡群や縄文文化を知ってもらいたいと始まった。

 同プロジェクトから紙芝居のフランス語訳の依頼を受けた同校が生徒に協力を呼び掛けたところ、手を挙げたのが古館さんと藤村さん。2人は同科の授業の一環としてフランス語に触れた際、その魅力に魅了され「フランス語をもっと学びたい」との思いが芽生えたといい、取り組みへの参加を決めたという。

 同校の外国語教諭でフランス出身の古地パメラさんが協力。3人は放課後の時間を使いながら、日本語で説明する紙芝居のフランス語訳に加え、読み聞かせを踏まえた発音練習に取り組んでいる。

 フランス語が学べる大学への進学を志す古館さん。「フランス語での紙芝居の朗読に挑戦できる機会があると聞き、挑戦してみたいと思った。貴重な機会に恵まれうれしく思う」と話す。藤村さんは「先生の指導のもと、発音練習などを重ね、紙芝居の内容がしっかりと伝えられるよう頑張りたい」と意気込む。

 紙芝居は当時の人の暮らしや文化などを紹介するもので、古館さんと藤村さん、古地教諭の3人で分担し、12月上旬にもフランス語による読み聞かせの動画収録に取り組む予定。同プロジェクトによると、収録した動画は今後、同局のチャンネルでの放送やユーチューブチャンネルでの公開を予定しているという。2人は「一人でもたくさんの外国人に縄文遺跡群や縄文文化の魅力を伝えられたらうれしい」と話している。

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