【日高】町内の空手道場「日本空手道雅龍拳誠（がりゅうけんせい）会館」に所属する３人が、９月の全道大会で好成績を残し、12月19日に愛知県豊田市で開かれる「第９回全日本ジュニアチャンピオンシップ」に出場する。

　３人は平取町振内小３年の冨田京（けい）君、日高町門別小３年の八嶋駿吏（しゅんり）君、むかわ町鵡川高３年の松並郁也さん。

　９月26日に千歳市で行われた「第24回極カップ秋の陣北海道空手道選手権大会」大会は、防具を装着して突きや蹴りを直接打ち込むフルコンタクト（直接打撃制）で競った。

　その中で、小学３年男子の部はトーナメント形式で戦い、冨田君は準優勝、八嶋君は３位に入った。高校男子軽量級（65㌔以下）の部の総当たり戦では松並さんが優勝した。

　全国大会に向けては週２回、道場でのけい古や自主練習に励んでいる。冨田君は「初めて全国大会へ行けてうれしい。苦手な所（立ち回り、姿勢）を少しでも克服して、日頃の成果を発揮したい」、八嶋君は「（自分は）11月と12月の２回全国大会へ行く。相手の攻撃をかわしながら回りながら蹴る特訓をして頑張る。とにかく、初戦を勝ちたい」、松並さんは、「初めて全国大会へ出場することができ、とても楽しみにしている。（高校卒業後は）仕事と両立させるのは難しいため引退を考えている。最後の試合になるかもしれないが初戦突破を目標にして、日頃の成果を発揮したい」と、それぞれ意気込みを話した。

　道場の佐々木雅美最高師範は、「とにかく初戦突破を目指し、自分の勲章になるよう頑張ってほしい」とエールを送っている。

全国大会に向けて闘志を燃やす左から冨田君、松並さん、佐々木雅美最高師範、八嶋君