函館市本町に開設された配達拠点「ウォルトマーケット函館本町店」

　フードデリバリー大手の「Ｗｏｌｔ（ウォルト）」を展開するウォルトジャパンの関連会社「ウォルトマーケットジャパン」（東京）は２７日午前９時半から、食料品や日用品など約２０００品目を注文から３０分程度で届ける配達サービスを函館市内で開始する。同社は本町に「ウォルトマーケット函館本町店」を開設し、同店を拠点として配達パートナーが品物を届ける。

　ウォルトは北欧・フィンランド発祥のサービスで、市内では昨年３月に提供を開始。ウォルトマーケットは食料品や日用品の配達サービスとして９カ国２６拠点で展開し、国内では昨年１２月に札幌でスタート。函館での料理宅配サービスが好調で、リピーターも増えていることから進出が決まった。

　主な商品は青果、精肉など食料品やベビー、介護用品など日用品。配達料金は１キロ未満５０円、１～２キロ未満１５０円、２～３キロ未満２５０円、３キロ以上３５０円、４キロ以上４５０円。最大配達距離は５キロ。このほか、合計金額の１０％のサービス料金がかかる。店頭販売はせず、注文はウォルトの専用アプリから。

　ウォルトジャパンの広報は「新型コロナウイルスの影響で外出ができない、子育て、共働きで忙しい人など買い物に行くのが難しい状況で有効に使ってほしい」としている。