【新ひだか】静内吉野町３の静内エクリプスホテル（石川兼吾社長）は16日、新しい名馬のコンセプトルームの提供を開始した。第５弾となる今回は、静内産駒の「メロディーレーン」で、大型パネルや蹄鉄が展示されているほか、部屋全体には勝負服カラーの装飾を施している。

　同ホテルでは、馬産地日高をアピールしようと２０１６年８月から７階のスイートルーム（40平方㍍）を１室改装し、名馬のコンセプトルームを開設している。

　メロディーレーン（牝）は馬体重が３００㌔台前半という競走馬としては小柄な馬体ながら、３歳ＧⅠの菊花賞（３０００㍍）に出走するなど現在も長距離を主戦場に走り、多くのファンがいる人気馬。

　今回は、馬主の岡田スタッド社長の岡田牧雄さんの協力を得て古都ステークス優勝時のゼッケン、蹄鉄は小柄さが分かるように弟でＧⅠ２勝のタイトルホルダーのものと比較展示されている。ほか、室内を白山形二本輪の勝負服をイメージした水色のベッドカバーやカーテン、じゅうたんなどの装飾は見応え十分だ。

　同ホテルでは「競馬ファンはもちろん、観光やビジネスで静内を訪れるお客様にご宿泊いただき、名馬の軌跡に浸っていただけたら」とＰＲしている。

　コンセプトルームは、２０２３年４月28日までの期間限定で１泊２万８０００円（定員２人、朝食付）、チェックイン時にオリジナルメロディーレーングッズをプレゼントする。

　宿泊予約、問い合わせは同ホテル（☎０１４６・４３・３８１１）へ。

メロディーレーン色に染まったコンセプトルーム