伝統の田植えに汗 途別小【幕別】

泥んこになりながら田植えを行った子どもたち
幕別の途別小学校(舘英樹校長、児童27人)で19日、同校伝統の田植え作業が行われた。子どもたちが泥だらけになりながら米作りの過程に触れた。
途別地区は十勝の水田発祥の地の一つとされるが、1986年に最後の水田がなくなった。それを機に米作りの記憶を未来の世代に受け継ごうと、翌87年から同校でもち米の栽培を始めた。
この日は、同校の約1アールの水田に、もち米の品種「きたゆきもち」の苗を植えた。児童26人に加え、コロナ禍の影響で参加を控えていた地域住民約30人も3年ぶりに立ち会った。
子どもたちははだしで田んぼへ。「コロ」と呼ばれる木製の道具を転がして目印を付け、1列に並んで苗を植えた。6年の男子児童(11)は「田んぼはぬるぬるしていた。収穫した米で餅を食べるのが楽しみ」と話していた。
久々に田植えに立ち会った途別長寿会の櫻井政俊会長(74)は「こうした経験は毎年やらないと子どもたちの中で続かない。今年は過去最高の収量だった去年以上の収穫を期待したい」と目を細めた。
9月に稲刈り、12月に餅つきを予定している。
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