音更町の黒田農場=下士幌48、黒田浩光さん(48)経営=は21、22、28、29の4日間、同農場(約50ヘクタール)の一角にある菜の花畑で観賞イベントを開く。コロナ禍の影響で3年ぶりにイベントを開催する黒田さんは「十勝の春を体で感じながら楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。

黄色い絨毯のように咲き乱れる菜の花畑の中を行く来場者ら
同農場は、道東道音更帯広インターチェンジから十勝川温泉までを結ぶ観光街道「音更メロディーライン」沿いにある。毎年、輪作の一環で、この時期に菜の花を栽培している。
2016年から観賞イベントを開いているが、20、21年はコロナ禍で中止。今季は、農場内の菜の花畑(約2.5ヘクタール)を観賞用に開放し、15~29日の土・日曜にイベントを開催する。期間中の平日も事前予約の状況に応じて対応する。
来場者は、時速7キロほどのスピードで進む観覧車に約10分ほど揺られて、傾斜地にある菜の花畑の観賞ポイントへ向かう。高さ90センチほどに伸びた菜の花が黄色い絨毯(じゅうたん)のように咲き乱れている。写真撮影のために途中15分間ほど停車し、出発前に入り口で配布される防除用のシューズカバーを付けて畑の中に分け入り、自由に菜の花を摘み、持ち帰ることもできる。巡回時間は1回約30分となっている。
18日は、帯広第二ひまわり幼稚園(佐藤三幹園長、園児94人)の年長児25人が体験学習の一環で訪れ、菜の花畑を満喫した。帯広市在住の男児(6)は「菜の花を取って食べてみたけどおいしかった」と大喜びしていた。
新型コロナウイルスの感染防止措置として、1回の乗車人数は最大で約10人に制限。乗車定員を超える来場があった場合は、数回に分けて巡回する。
観賞イベントは各日午前10時~午後3時。入場料は中学生以上1000円、小学生500円、幼児無料。防除のため無断で畑の中に入るのは禁止している。事前予約・問い合わせは、29日までの期間中の午前8時~午後5時に黒田さん(090・1522・7502)へ。
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