「ただいま東京」キャンペーンをＰＲするＡＮＡ、ＪＡＬ、ＪＲ北海道の函館の担当者

　全日空（ＡＮＡ）、日本航空（ＪＡＬ）、ＪＲ東日本など東京にゆかりのある航空・鉄道５社は、東京への旅行を喚起する「ただいま東京」キャンペーンを全国で展開している。ＡＮＡ、ＪＡＬ、ＪＲ北海道の函館の担当者が１７日、函館新聞社を訪れ、キャンペーンをＰＲした。期間は９月末まで。

　２０２０年春以降、新型コロナウイルスの影響で全国的に旅行需要が低迷。今年に入り、感染状況は落ち着いた状況にあることから、コロナ禍で自粛していた東京への旅行需要を喚起し、公共交通機関の利用を促進しようと、各社がタッグを組み、共同でキャンペーンを企画した。

　期間中はインスタグラム、ツイッターなどのＳＮＳでキャンペーンを実施。インスタグラムでは、東京を訪れ「お気に入りの東京」「また行きたい東京」をテーマに撮影した写真を「ハッシュタグ＃ただいま東京」を付け、エピソードと共に投稿すると、抽選で東京行きの航空券や旅行商品などが当たる。

　ＪＡＬの今村妙子函館支店長は「東京を訪れ、観光を楽しむ様子を投稿することで、次の観光客の呼び込みにもつながる」と効果の波及を期待する。

　コロナまん延以降、各交通機関は利用減が続き、今年に入り回復傾向にはあるものの、空の便はコロナ前の６～７割、北海道新幹線は開業直後のピーク時の５割の利用にとどまっている。

　ＡＮＡの古牧海函館支店長は「コロナで旅行できなかった分、今夏は公共交通機関で東京を訪れてほしい」、ＪＲ新函館北斗駅の上井雅司駅長は「ＪＲとしても東京の魅力発信を進めたい。ぜひ北海道から新幹線で東京へ」と呼び掛ける。キャンペーンの詳細は各種ポータルサイトで「ただいま東京」で検索し特設サイトから。