
十勝まきばの家の事務棟にオープンした「森のワインショップ」。左はワインを手にする森田統括マネジャー
池田町清見の観光宿泊施設「十勝まきばの家」の敷地内に、「森のワインショップ」がオープンした。まきばの家のワイナリーで製造する赤や白、ロゼ、セミスパークリングのワイン7銘柄をはじめ、十勝産のチーズや肉、サウナグッズ、キャンプ用品などを取りそろえている。
まきばの家を管理・運営する「大地」(本社帯広市)が23日に開設。店舗面積は38平方メートルで、町が研修施設として1975年に建設、現在はまきばの家の事務棟として使われている建物の一角を改装した。国税庁の「新市場開拓支援事業費補助金(フロンティア補助金)」に採択され、総事業費800万円のうち400万円は補助金を活用した。
店内にはワインセラーを設置。陳列棚には、赤ワイン用品種の「清見」「山幸」「清舞」、白ワイン用品種の「ナイアガラ」「ニューナイアガラ」を原料に「十勝まきばの家ワイナリー」で製造した「翠嵐(すいらん)」「山舞(やままい)」といった7銘柄をはじめ、ワイン城で取り扱っているワインも置いている。
また、清舞35%、清見30%、ナイアガラ25%、山幸10%をブレンドし「流星」と名付けた、まきばの家でしか飲めない赤ワインの試飲販売を30日から始める。
7銘柄のうちスパークリングを除く4銘柄の試飲ができ、グラス(50ミリリットル)だと400円、3銘柄飲み比べだと1000円。記念写真としてワインに貼り付けるオリジナルラベルの作製も受け付けている。
ワインに限らず、まきばの家で栽培したミニトマト、ミニトマトを加工製造したトマトジュースもある。十勝野フロマージュ(中札内村)のチーズや十勝清水コスモスファーム(清水町)の十勝牛コンビーフといった加工品、十勝管内のご当地サイダー、十勝発祥のサウナブランド「サウナモンスター」のサウナハットやバスタオル、まきばの家の敷地内にあるキャンプサイトで利用できる木炭や紙皿、子ども向けの遊具なども取り扱っている。
森田大統括マネジャーは「十勝の良いものをどんどんそろえていきたい。ワインについてもほかのワイナリーで生産した銘柄を増やせれば」と話している。午前9時~午後6時(11月~翌2月の営業時間は短縮)。年末年始は休み。問い合わせはまきばの家(015・572・6000)へ。
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