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根室新聞

市教委 全国学力・学習状況調査の結果公表【根室】

 市教委は28日、今年4月実施の「平成29年度全国学力・学習状況調査」における根室市の結果詳細=表=を公表した。平均正答率を見ると、小学6年生、中学3年生ともに昨年度に続いて全科目で全道・全国平均を下回った。全道・全国との差を縮めたのは小6の国語Aのみ。今回から質問紙で部活動との関連性を調べる項目を中学生で新たに追加したが、その差は0.1ポイントにとどまった。

 調査には市内の8小学校193人と7中学校の190人が参加し、今年4月18日に行われた。

 集計によると、小6の4科目の平均正答率は56.8パーセントで、昨年度より1.3ポイント低く、全道を6.0ポイント、全国を7.4ポイント下回った。

 科目の領域ごとに見ると、国語においてはA、Bともに「書くこと」、Bの「読むこと」、算数ではAの「量と測定関係」に苦手さが感じられるほか、特にBの「数量関係・図形関係」で著しく落ち込んでいる。

 昨年度に比べて全道・全国との差は、4科目のうち国語Aのみ縮まった。各小学校では朝の始業前に行う「朝学習」や「朝読書」に取り組み、通常の授業と並行して基礎・基本の学びを毎日行っていることから、市教委は、「学び方の日常的なチェックによる定着と学習、基礎・基本の徹底を図った成果が表れている」と分析している。

 一方、中3の4科目の平均正答率は58.3パーセントで、昨年度より1.5ポイント低く、全道を6.7ポイント、全国を7.3ポイント下回った。昨年度は3科目で差を縮めていたが、今回は特に数学Bで全国と9.1ポイントも差があったのをはじめ、全科目で5ポイント以上差が開く結果となった。

 科目の領域ごとでは、数学A、Bともに「関数」に苦手さが見られ、さらに国語Bの「書くこと」や「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」、数学A、Bの「関数」においては著しく定着の状況に課題がある。市教委はこれまで基礎となるA問題に力を入れていたが、活用する力を計るB問題に答えられる学びの積み重ねを課題としている。

 これらの結果を踏まえ、市教委は今年度新たに策定した「根室市確かな学力向上に関する取り組み方針」に基づいた取り組みを進めるとともに、小学校では平成32年度から、中学校では同33年度から完全実施となる新学習指導要領の大きな目標「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて根室市学力向上プロジェクトを設置。標準学力検査(CRT)結果の全体傾向を分析して、指導方法の工夫改善や教員の指導力の向上につなげたい考えだ。

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