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日刊留萌新聞

水素施設で爆発事故 トタン屋根の一部など破損【苫前】

 11月30日午後1時5分ごろ、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、水素社会構築に向けた技術開発を目的に、苫前町字豊浦の町営風力発電施設敷地内に設置した水素転換実証試験施設で爆発事故が発生。施設の屋根の一部などが損壊した。事故当時、施設の別の部屋にはスタッフ5人がいたが、けが人はいなかった。  関係者によると、この実証施設は3部屋に分かれているが、事故は羽幌町側にある、製造した水素の純度を高める作業を行う部屋で発生。「ドーン」という音がしたため、別室にいたスタッフが見に行ったところ、水素を一時的にためるタンクが破裂し、屋根の鉄骨が一部折れ曲がり、トタン屋根の一部や2カ所のシャッターが破損したという。  羽幌署によると、タンクは円柱形で直径2.4メートル、高さ2メートル。同署はタンク内の圧力が異常に高まり破裂したとみて調べている。  NEDOは、豊田通商や川崎重工業、室蘭大学などに業務委託し、町営風車の電力で水素を作り、水素とトルエンを反応させて液化し、ドラム缶に入れて、古丹別地区のななかまどの館に運び、水素を気体に戻してLPGとの混合ガスで、同館の風呂を沸かす実証試験を行っており、27日から水素製造が本格化していた。

爆発事故で破損したトタン屋根の一部がめくれ上がった苫前町の水素転換実証試験施設

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