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日高報知新聞

新冠町のおかげで騎手に

 新冠町出身の元JRA騎手・藤田伸二さん(45)の講演会「すべての人に感謝」(NPO法人レ・コード館自主企画委員会主催)が11月29日夜、新冠町のレ・コード館で開かれ、約200人の来場者に藤田さんが自身の半生や新冠への思いなどを語った。  藤田さんはJRA通算1918勝をあげた名騎手で、日本ダービーや有馬記念などJRAのGⅠ優勝回数は16回を誇る。フェアプレー賞を何度も受賞しており、平成16年には特別模範騎手を史上最年少で受賞するなど27年に現役を引退するまで活躍した。新冠町民栄誉賞も受賞している。  藤田さんは小学生まで町内で過ごし、貧しい生活や両親の離婚など辛い経験を持ち前の明るい性格で乗り越え、カヌーや柔道、スピードスケートなどで活躍し、新冠小時代には児童会長を務めるなど目立った少年だった。  母の再婚を機に新冠を離れ、室蘭市や小樽市で中学校生活を送り、高校には進学せずにJRA騎手を目指して旧静内町の牧場で働いていたときに、清田十一調教師と出会い、滋賀県・栗東トレーニングセンター近くでの修行を経て競馬学校の試験に合格。  平成3年のデビュー1年目から39勝をあげて最多勝利新人騎手賞を受賞。翌年にはエリザベス女王杯をタケノベルベットで制して初GⅠ制覇。8年には最高峰レースの日本ダービーをフサイチコンコルド、9年には有馬記念をシルクジャスティスで制するなどJRAを代表する騎手の一人として活躍した。  藤田さんは「騎手になったのは新冠町のおかげ。馬産地の人たちから『背が小さいから騎手になってお金持ちになりなさい』と小学校のころから言われてきたことが中学校に行ってからも残っていたので、高校進学は考えていなかった」と振り返り、「騎手になるという環境を育ててくれたのは新冠町だと思っている。ここにいる諸先輩方が僕の背中を後押ししてくれたから騎手になることができた。その感謝を込めてこの場に立たせてもらった」と話した。  現在は札幌でバーなどを経営しており、「町民栄誉賞をいただいたこの町に貢献できることがあれば、率先してやっていきたい。日高の馬がもっとGⅠを勝って、日高から良い騎手が出るようなまちづくりに貢献していきたい」と古里への思いを語った。

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