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根室新聞

威勢良く初セリ 豊漁期待込め「手締め」=花咲市場【根室】

今年の飛躍を誓い全員で威勢良く手締めを行った

 水産都市・根室の新年の豊漁と、水産物地方卸売市場の繁栄を祈る平成30年「初セリ式」が5日、午前7時から花咲流通管理センター(花咲市場)で行われた。参列した来賓関係者、買受人らが威勢の良い「手締め」を行い、今年の取引がスタートした。

 初セリ式では同センターの「セリ場」に祭壇が設けられ、来賓、市場関係者、買受人ら約190人が参列。神職の祝詞の後、各漁協組合長、生産者、買受人代表らが玉串を捧げて、今年の各種漁業の豊漁と市内四市場の繁栄を祈願した。

 神事の後、あいさつした大坂鉄夫根室漁協組合長は、昨年の水産経済状況について、サンマの取り扱いが約2万7,000トン、86億5,000万円で、市内四市場の取り扱いは63年ぶりの低水準となる5万8,000トンほど、金額は前年を約17億円下回る206億円となったことなど厳しい状況を報告したほか、日ロ共同経済活動について、「少しでも生産原料の上がる日ロの共同経済活動になってもらうべく市、道、経済界が一体となって展開していかなければならない」と述べた。

 続いて、来賓として根室水産協会の高岡義久会長があいさつし、東京の築地で同日朝行われたマグロの初セリで、キロ単価で約4割安いマグロが重量によって最高落札になったことを引き合いに「単価がどんなに高くても最終的な水揚げ金額は数量にはかなわないということを反映した」とし、水揚げ量の確保が地域の水産業界にとって重要との認識を示して、今年のサンマや秋サケなどの大漁を願った。

 また、長谷川俊輔根室市長は、今年からスタートするサケマス対策の目玉事業のホタテの稚貝放流への支援をはじめ、国、道に対し要望している種苗生産施設、栽培漁業センターの整備などの取り組みを一層加速していくとしたほか、好評となっているふるさと納税の返礼品の大半が根室産水産物となっていることに触れ、「根室産水産物を全国に向けて積極的に売り込んでいきたいと考えている」と述べた後、参列者全員で威勢良く「手締め」を行い、今年の飛躍を誓い合った。

 式終了後の初セリでは、タラやスケソウ、カジカなどが上場され、タラ四尾入りの高値は659円、五尾入りは同648円でスタートした。また、同日根室市場と歯舞市場もそれぞれ初セリを行い、タラ、スケソウ、コマイ、チカ、ウニなどが上場され、活気づいた。

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