燃料代の軽減が魅力 浦河町役場前EV充電器の運用開始

池田町長による役場前の電気自動車急速充電器の充電デモンストレ ーション
浦河町築地の役場駐車場に設置が完了した電気自動車(EV)の急速充電器スタンドの運用が23日から始まり、この日、池田拓町長による充電のデモンストレーションが行われた。 電話ボックス大の急速充電器は、電気自動車の普及拡大に力を入れている国の整備方針に沿い、トヨタや日産など国内大手自動車関連メーカーによる合弁会社「日本充電インフラ」が国の助成を受け、町内では12月に役場前と西舎のうらかわ優駿ビレッジ・アエル駐車場に設置した。
この日は、浦河、えりも両町でコンビニを経営する飛山和幸社長(57)が業務用に使用しているドイツ・BMW社の電気自動車で充電のデモンストレーションを実施。池田拓町長がスイッチを入れ、30分ほどで充電を終えた。
飛山さんによると、普段は夜間7、8時間かけ家庭で200ボルト電源から充電。「1回の充電で100~120㌔程度は走れる」という。ガソリン車を使用していた時には往復約100㌔の浦河~えりもの頻繁な運転で「ガソリン代が月6、7万円かかっていたが、電気自動車にかえてから、燃料代は月1万円ほど」に軽減。夜間の家庭充電は1回数10円で、専用カードによる急速充電は1回300円ほど。
最新型の電気自動車では1回の充電で250㌔から400㌔ほどまで走行距離が伸びており、飛山さんも「家庭での充電が基本で、燃料代は劇的に減らせる。地方に充電スタンドが増えれば観光など遠出する人たちも増加が期待できる」とし、池田町長も「公用車として使用する自治体も増えるのでは」と話していた。
役場前の充電器スタンドは24時間利用可能。アエルの充電器も25日から運用を開始する。
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