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日高報知新聞

「次世代のために今」

【新ひだか】4月10日告示、同15日投開票の町長選挙への候補者擁立に向けた「より良い街づくりを考える会」(田中裕之発起人代表)の設立総会が24日、静内吉野町1の事務所で開かれ、発起人が約50人の出席者に会の設立への思いなどを語った。

 同会は、静内、三石両町の合併から10年経過を検証し、町民の声や行政の見える化、説明責任を「街づくりの基本」、リーダーの健康管理、みなぎる気力を「健康と気力」、町民の安全確保、時代を読む、基幹産業の充実を「最優先政策」と位置付け、発起人10人が集って設立。

 町長選への出馬を表明している現職の酒井芳秀氏(73)に対し、対抗馬として旧静内町出身の道農政部職員(59)の出馬を打診している。

 発起人代表の田中さんは町内の魅力ある自然や特産物、人的資源を紹介し、「新ひだか町には他の市町村にはない素晴らしい材料がいっぱいある。問題はこの材料をどのように料理するかで、新ひだか町を料理する新しい感覚のシェフが必要」とし、「安心で安全でおいしくいただける新ひだか町をつくるシェフを探さなければならない。次世代のために今、何をすべきかをもう一度考えて」と呼び掛けた。

 続いて、発起人の藤沢澄雄道議は「正直言って選挙を望んでいたわけではない。私がこういう場面に立つことは今の町政や町長を否定することになる。心苦しいが真に新ひだか町のことを考えたときに、そろそろ流れを変えなければならないとずっと考えてきた」と思いを話し、出馬を打診している道農政部職員について、「道議会でも1期のころから顔見知りで世話になった。一緒にホッカイドウ競馬復活のために頑張ってきた人。同僚の道議からも世話になったという話や道庁OBも応援してくれると言ってくれた」と紹介した。

 最後に、発起人の西村和夫さんが大雪被害時における町の対応の遅さを指摘し、「除雪作業も行政主導ではなかった。危機管理は後に考えることではなくて、その状況の中で考えること。前はもっと行動力があったはずなのに、最近はなぜこういうことが多いのか」と疑問を呈し、「より良いまちづくりに賛同された方が出席されたと思うので、未来あるまちづくりを皆さんと一緒にやっていきたい」と話した。

 同会によると、道農政部職員の了解が得られ次第、3月初旬に出馬表明、同10日前後に後援会設立と事務所開きを予定している。

より良い街づくりへの思いを話す発起人代表の田中さん

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