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苫小牧民報

日高自動車道 門別―厚賀IC、あす開通

日高自動車道の日高厚賀IC。開通への準備が進む=20日午前

 高規格道路・日高自動車道の日高門別インターチェンジ(IC)―日高厚賀IC区間(片側1車線、14.2キロ、通行無料)=日高町=が21日午後4時に開通する。日高道を使った同区間の車での移動は、従来の国道235号と比べ10分ほど短縮。地域住民にとって苫小牧や札幌など都市部へのアクセスが向上するメリットがある。一方、日高道の延伸に地元日高町から「通過型のまちになる」と観光需要の落ち込みを心配する声も出ている。

 日高町との境界近くに日高厚賀ICが開設される新冠町は、日高道の延伸を歓迎する。同町産業課は「苫小牧や札幌など都市部への交通利便性が良くなる」と話す。大型連休を控え、「新冠町や新ひだか町、浦河町方面へ足を伸ばす観光客も増えるのでは」と期待する。

 新冠町観光協会は「日高地方はこれからサクラの開花シーズン。大勢の人に足を運んでもらえれば」とし、同町中央のレ・コード館や道の駅サラブレッドロード新冠など観光施設への入り込み増を期待。「観光客を増やせるチャンス。ただ、日高道は今後も延伸が計画されており、通過型のまちになった時に備えるためブランド力の向上が必要だ」と気を引き締める。

 日高中部消防組合(本部・新ひだか町)も日高道延伸を喜ぶ。新冠町と新ひだか町を管轄する同組合は年に100件程度、苫小牧市や札幌市の病院に日高道、道央道を利用して救急患者を搬送しており「新冠側にICが近づくことで、搬送時間の短縮が期待できる」と話す。

 地元日高町からは不安と期待の声が入り交じる。日高厚賀ICの新設で町内に3カ所のICを構えることになり、住民の交通利便性が向上する。しかし、同町経済観光課の担当者は「観光客の入り込みが減るかもしれない」とし、通過型のまちになることを懸念。門別競馬場など地域の観光資源やイベントを積極的にPRし、落ち込みを食い止めたい考えだ。

 一方、物流業界の期待感は強い。室蘭地区トラック協会の関根淳専務理事は「トラック輸送の時間短縮や信号待ちも無くなるなどドライバーの負担軽減につながる」と見込む。日高道と一般道利用のルート選択の幅が広がることも利点とし「高規格道路は冬場の除雪も迅速で、その点でもメリットが大きい」と話す。

 道開発局によると、日高門別-日高厚賀間の建設工事は2007年度にスタート。総事業費は、「門別厚賀道路」として整備した日高富川IC―日高門別IC間(5・8キロ)を含めて780億円。現在は11年に着工した日高厚賀IC―新冠IC区間(9・1キロ)の建設工事を進めているほか、新冠IC―静内IC間(7・1キロ)の整備に向けた調査設計も行っている。北海道開発局は長期計画として、浦河町までの日高道延伸を予定している。

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