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室蘭民報

白鳥大橋建設の記録克明に、故月岡さんの写真展【室蘭】

月岡さんが定点で見続けた白鳥大橋建設の記録の数々が並ぶ写真展

 白鳥大橋の建設過程を撮り続けた元全日本写真連盟北海道本部委員長の故月岡正明さんの写真展が13日、室蘭市祝津町の道の駅みたら室蘭で始まった。同橋の開通20周年を記念し、月岡さんが生前残した貴重な写真156点を展示。技術の粋を集めた当時の建設の記録を今に伝えている。来月13日まで。

 月岡さんは室蘭市出身で同連盟室蘭支部設立メンバー。1977年(昭和52年)の有珠山噴火では、直後から写真家の故掛川源一郎さんと噴火の撮影を続けたことで知られ、2014年(平成26年)に他界した。

 月岡さんは同橋を1990年1月から撮影。主塔着工から開通に至るまで約8年間、モノクロームの写真で記録した。大橋の建設現場に足しげく通い、祝津町の港側に突き出たシュクトツ山から作業を定点でとらえ建設風景を撮り続けた。

 写真展は室蘭市民美術館をささえる会が主催。同連盟室蘭支部会員らも協力し実現した。会場には、後に主塔が建設される場所に架けられた連絡桟橋と人工島、巨大なアンカレイジのコンクリート打ち込み作業、96年のキャットウオークの取り外しなど、一大プロジェクトの進ちょくを階調あふれる丁寧なプリントで克明に伝えている。

 無機質な鉄骨や巨大なコンクリートの造形だけでなく、吹雪の中、資材を溶接する作業員の姿や、96年7月に同山で撮影中に出合ったキタキツネの写真とその様子を書き留めたメモも飾られ、温かい人柄もしのばれる。

 北海道写真協会室蘭支部の支部長を務める同会の佐々木曻副会長は「何度も山に登り撮影し、フィルムを現像、自らプリントしパネル張りで仕上げている。独特のモノクロで表現し、整理して作品を記録として残されたことは尊敬に値する」とし「開通20周年にふさわしい展示になった」と来場を呼び掛けている。展示は午前9時半~午後6時。

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