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根室新聞

輸出促進協議会 水産物をシンガポールで売り込みへ【根室】

根室市アジア圏輸出促進協議会の総会

 根室市アジア圏輸出促進協議会(会長、長谷川俊輔市長)の平成30年度総会が23日午後、市総合文化会館で開かれた。29年度の輸出実績は、サンマの記録的な不漁から価格高騰を招き、冷凍サンマの輸出量は11.5トン(事務局把握)と振るわず、その他加工品も含め65.3トンと大きく落ち込んだ。事業計画では、地元の回転ずし大手「はなまる」がシンガポールに出店したことを受けて、来年1月にシンガポールの大型商業施設で根室産水産物のプロモーション活動を行う。

 協議会で会長の長谷川市長は「これまでのノウハウを生かし、継続した取り組みで根室産水産物の輸出を促進し、アジア圏での根室産の普及を図りたい」とあいさつ。事業報告では、サンマの記録的な不漁から価格高騰を招き、冷凍さんまの輸出量は11.5トン(事務局把握)と振るわず、その他加工品も含め65.3トンと大きく落ち込んだことが報告された。なお、サンマの輸出量については「事務局で把握していない部分もある」との指摘があった。

 事業計画では、第9期総合計画の分野別計画「海外との経済交流の推進」で示した目標値達成に向け、海外情報の提供、貿易相談、海外市場の調査と分析、海外ビジネス環境の整備、NEMUROブランドの確立を視野に、経済交流の拡大のための関係機関との連携、外国人技能実習生の受け入れなど人的交流の促進を目指す。特に地域密着の活動を展開し、地域資源の発掘から販売開拓や販売促進まで、地域資源の活用に幅広く事業展開し「市内の生産者や、企業とアジア市場や各国とつなぐ役割を担う」とした。

 また、海外販売促進活動では、根室市の回転ずし大手「はなまる」が今年3月にシンガポールに出店したことを受けて、新たにシンガポールの大型商業施設で根室産水産物のプロモーション活動を展開するほか、ベトナムで行われる「ジャパンベトナムフェスティバル」にも参加する。いずれも来年1月に実施する予定。

 役員改選では長谷川市長はじめ全員の留任を了承。アドバイザーで根室とベトナムを結んだ前北方領土問題対策協会理事長の荒川研氏は「国内にはベトナム人が27万人来ている。外国人の犯罪も増える中、受け入れ側の担当者の質の向上や研修なども求められている」と指摘した。

 情報提供では、ベトナムに現地法人HOPESを立ち上げ、眼鏡店を展開している鈴木新一代表取締役がベトナムでのビジネス環境について報告。この中で「ベトナムではIT通信が進み、スマートフォンなどから商品情報を得ている。イベント型の情報発信だけでなく、ウェブサイトで情報提供しながらイベントにつなげるなど工夫してはどうか」とアドバイス。根室とベトナムの橋渡し役に尽力し、昨年地域密着型商社「JAPAN NETWORK TRADING」(通称・JANET)を起業したレティ・トゥ・チャンさんは「日本の100円均一の商品が普通に売られるなど、日本製の商品が多く見受けられるようになった」とベトナム国内での日本製品の進出について報告した。

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