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根室新聞

ビザなし第1陣到着 青少年ら広島で平和学習へ【根室】

根室港に到着した訪問団一行

 今年度ビザなし交流で四島側からの受け入れ第1陣となる青少年訪問団が24日朝、四島交流専用船「えとぴりか」(1,124トン)で根室港に到着した。10代の生徒らを主体にした一行は、四島側から子どもたちに平和学習をさせたいとの要望から、今回初めて広島県を訪問。平和記念資料館の視察、被爆体験伝承講話のほか、歴史学習として宮島・厳島神社を訪れる。

 一行は、国後島古釜布の学校長、タチヤーナ・パブリュケヴィチさん(49)を団長とする団員63人。引率同行者らを除き、54人が12歳から17歳の子どもたち。青少年の内訳は国後島が30人、択捉島が11人、色丹島が13人で、独立行政法人北方領土問題対策協会が実施主体となって受け入れた。

 訪問団は同日、中標津空港から羽田空港を経由して広島県に向かった。25日は広島平和記念資料館の視察、広島国際会議場で被爆体験伝承講話、広島平和記念公園を見学後、広島大学附属中学校で中学生との交流・平和に関する学習を行い、広島市中工場で最新のごみ処理技術を学ぶ。

 また、26日には大学生との交流、27日には男子生徒は広島都市学園大学でバスケットボール交流、女子生徒はビーズ作り体験を行い、広島の歴史学習として、宮島・厳島神社を訪問する。28日には根室に戻り、29日に北方四島交流センター「ニ・ホ・ロ」でまとめの研修会を行う。夕方には「えとぴりか」で各島へ戻る予定となっている。

 24日朝、根室港に到着したタチヤーナ・パブリュケヴィチ団長は取材に応じ、平和学習で広島を訪問することについて「小学校1年生の時から平和とはどういうものか子どもたちに聞かせており、広島を見て戦争は何をもたらすかを勉強して、どうやって平和を守っていくかを学んでほしい」とし、26日に予定されている日ロ首脳会談について「友好関係がこれからも広がることを期待したい」と述べた。

 このほか、外務省の北方四島住民に対する人道的見地からの医療支援で、患者4人と付き添い2人の合わせて4人も根室港に着いた。

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