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苫小牧民報

拳銃世界一含め陸自11普連勢大活躍 豪州・国際射撃競技会

左から拳銃射撃で世界一の角谷、杉山、渡邉、清水各3曹

 オーストラリアで4、5両月に行われた国際射撃競技会で、陸上自衛隊第7師団指揮下の第11普通科連隊(東千歳駐屯地、以下11連)の隊員が日本代表として活躍した。中でも角谷俊3等陸曹(27)は、国際マッチ部門拳銃各個射撃応用で1位、同応用射撃で2位に輝き、7師団で過去最高の成績。8日に出迎え行事が開かれ、角谷3曹は「(連隊内で)射撃技術を普及したい」と意欲を見せた。

 競技会はオーストラリア軍が主催する、拳銃や小銃、機関銃の射撃競技会「AASAM」。今年で30回目を迎える歴史ある大会で、各国の友好関係構築や射撃能力の向上などにつなげており、陸自も2012年から参加している。今年は4月26日から5月10日まで、陸自や豪州をはじめ、アメリカ、韓国、イギリスなど18カ国が参加した。

 競技は、小銃・機関銃・拳銃の射撃などを総合得点で競う国際マッチ部門が各国10人ずつ、16科目に及ぶ狙撃銃部門が各国2人ずつ、それぞれ参加して行った。個人で点数や順位を決めた上、その結果が団体成績に反映されるもので、陸自の「日本代表」は国際マッチ部門が3位、狙撃銃部門が1位だった。

 このうち11連からは、国際マッチ部門に角谷3曹、杉山和樹3曹(25)が参加した。角谷3曹は5~25メートル先の的を拳銃で打つ各個射撃応用で、360点満点中358点をたたき出して世界一に輝き、拳銃の応用射撃でも2位と活躍。杉山3曹も拳銃応用射撃で14位と上位に入った。

 「日本代表」は陸自全体の中でメンバーが選抜される狭き門。昨年9月に7師団内で代表を選んだ上、同10月に北部方面隊が「北海道代表」の11人を選考。さらに昨年12月から今年4月にわたり、富士学校(静岡県)で12人の日本代表を絞った上、約1カ月の「合宿」を組んで競技会に挑んだ。7師団から日本代表を出すのは3回目で、世界一は初めての快挙だ。

 角谷3曹は「まさか1位とは思わなかったのでうれしかった」と率直に喜ぶ。競技会前は毎日射撃漬けで「自主トレもした」と振り返り、競技会当日の様子を「結果よりも射撃を楽しんでやった」と話す。陸自は技術の普及などを目的に、同競技会は1人1回までの参加としているため、来年度は指導者として携わる予定だ。

 11連からはこの他、前年度の同競技会で機関銃射撃4位だった清水優作3曹(24)が指導者の立場で携わった。渡邉光博3曹(30)も最終選考まで残り、代表入りこそならなかったが、予備隊員としてバックアップ。隊員4人が日本代表の中で大きな役割を担った。

 8日に4人が東千歳駐屯地に帰還し、11連が出迎え行事を開いた。隊員約350人が盛大に出迎え、宮内雅也連隊長が「引き続き活躍を期待する」と激励。4人はそれぞれスピーチし、杉山3曹が「世界で11連の強さを見せつけた」と堂々と語り、連隊は歓喜に包まれた。

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