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日高報知新聞

赤心社の店舗が全焼【浦河】

 4日午後10時57分ごろ、浦河町荻伏の赤心株式会社(沢恒明代表)の木造平屋一部2階建店舗兼事務所から出火し、店舗の一部を焼き5日午前1時9分に鎮火した。しかし、翌5日午前8時36分ごろ同店舗の再出火の通報があり、火の勢いが強く店舗棟を全焼し、棟続きの倉庫1棟の内部が燃えた。この火事によるケガ人はなかった。同社は明治14年(1881年)に兵庫や広島両県などから荻伏地区に移り住んだクリスチャンの開拓結社がルーツで、約140年の古い歴史を持つ。

 5日朝の2度目の火災鎮火は同日午後1時40分までかかった。4日夜の火災では鎮火後、4人の消防署員が午前3時前まで残り、安全を確認している。浦河警察署と浦河消防署で4日、5日の火災原因を調べており、6日午前に現場検証する。

 2度目の火災となった5日早朝は、台風7号から温帯低気圧に変わった低気圧の接近で強い風が吹いていたが、風はやや弱まっていた。

 沢社長(84)によると、4日夜の火災時は店を閉めており、出火は隣人が発見。「店舗の冷蔵庫付近が燃えていた気がする」と話す。

 赤心社はキリスト教を心のより所に、荻伏地区で開墾による農耕や牧畜のほか、学校・教会堂(元浦河教会)を作り、明治19年(1886年)には商店部を開設。同25年(1892年)に現在の赤心株式会社に改称し、味噌の醸造や鉱山業、酪農など幅広く手掛けた。

 今回焼失した店舗裏手には2棟の大型倉庫があり、店舗続きの倉庫は味噌や醤油を作っていた旧醸造所。明治時代からの貴重な醸造用具や歴史的な価値がある帳簿類などを保管していた2番目の倉庫は延焼を免れた。

 役場荻伏支所の近くには明治時代の面影を残す赤心社記念館がある。同館は大正時代に旧荻伏村に寄付され、役場庁舎や昭和時代に町郷土館として利用されていたこともある。町の開拓の歴史の一角を支えてきた赤心株式会社の火災に心を痛める関係者が多くいる。

ものすごい勢いで煙が吹き出す赤心社の火災=5日午前9時ころ=

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