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室蘭民報

海星学院高の女子バスケがインターハイ出場【室蘭】

インターハイ出場を決め、喜びを爆発させる海星女子バスケ部。荒澤主将(中央)の手には昨年亡くなった中島前監督の遺影が見える

 全国高校総合体育大会バスケットボール競技大会北海道予選会は最終日の25日、函館アリーナで男女の決勝リーグを行った。女子の室蘭・海星学院は旭川藤女子、とわの森三愛に連勝。総合成績2勝1敗で準優勝し、2年ぶり2度目のインターハイ出場を決めた。インターハイは7月28日から福島県で開幕する。

 女子は札幌山の手、男子は東海大札幌が優勝。男子の駒大苫が準優勝に輝いた。

◆――「先生、約束果たせました」

 室蘭・海星学院女子バスケ部メンバーの勝利の雄たけびが函館アリーナに響き渡った。全国が懸かったとわの森三愛戦は大きくリードを許す展開ながらも、終盤の猛追で大逆転、2年ぶり2度目のインターハイ切符をもぎ取った。スタッフも含め全員が周囲を気にせず涙した。その胸中には、昨年10月4日に50歳という若さで病に倒れた、中島洋介・前監督の姿があった。

 実業団チームアシスタントコーチとして活躍、2002年(平成14年)に海星の前身・聖ベネディクト女子高に着任。翌春の男女共学化に伴い、男子バスケ部を設立。その後は男女バスケ部監督として両部を全道上位校に育成、15年には女子を初のインターハイに導いた。

 中島さんから6年前に誘われた中川哲夫コーチ(70)は「中島さんという大黒柱を失い、一時期は練習にも身が入らない雰囲気もあったが、中島さんのバスケを伝え、チームが実践し続けることで、一つになれた。素晴らしい生徒たちに恵まれました」と振り返る。

 海星のバスケ、中島さんのバスケは「ドライブとディフェンスからの速攻」が持ち味。この日の選手たちはどんな展開でも「冷静に海星のバスケを貫く」ことを徹底、ことごとく接戦をものにした。

 旭川藤女子戦は、第2クオーターを同点で折り返すと、第3クオーターに突き放し、終盤の反撃を守り切った。勝てば代表となるとわの森三愛戦は、序盤に大量リードを許す苦しい展開となったが、徐々に詰め寄り、最後は荒澤主将(3年)が3連続得点、1点差で逃げ切った。

 歓喜の中、武田響介コーチ(25)はベンチで男泣きした。男子部OB。中島さんの遺言で、大阪での仕事を辞め、今春から海星の教員になった。「バスケを通じた強い人間の育成」との中島さんの教えが好きだった。特待生でもなかった自分を鍛え、育ててくれた。

 試合前、選手たちに「二つ勝って中島先生のバスケの素晴らしさを証明しよう」と語り掛けた。「先生の生徒たちは最高の選手、最高の人間になりましたと報告したい」と声を震わせた。

 大活躍を見せた荒澤主将は道予選に、中島さんが自分を指導する場面のDVDを繰り返し見て臨んだ。試合後の記念撮影では、試合中ベンチに置かれていた遺影を手にした。「これで先生との約束を果たせました」とほほ笑み、全国1勝を目標に掲げた。

◆――宇都宮監督「中島先生のバスケは伝統」

 中島監督亡き後、2コーチと協力しながらチームのかじを取る宇都宮浩史監督(37)は「代表権が懸かったとわの森三愛戦は、マークしていなかった相手のシュートが次々と決まり、想定外の苦しい展開になりました。それでも選手が海星のバスケを徹底し、粘り強く勝ってくれました。中島先生のバスケは今や伝統になっています。全国でもそれを出したい」

【海星学院―とわの森三愛】第4クオーターに猛追する海星。右サイドから切れ込み得点を決める浦田

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