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日高報知新聞

停電復旧 平取、日高、新冠遅れる

 6日午前3時8分ごろに発生した最大震度7の胆振東部地震により、地震発生直後から続いていた道内全域295万戸の停電は、8月朝までに99%以上の停電が解消した。ただ、日高管内では8日午前8時現在で、平取町がほぼ全域で停電が続き、日高町の一部や新冠町西部地区でも停電になっている。

 北海道電力や日高振興局などによると、7日夜までに新ひだか~えりもまで4町の停電が復旧。一方、震源地に近い日高中西部は停電の解消が遅れている。

 8日朝の段階で、平取町は役場周辺や二風谷、小平地区を除く全域で停電。日高町は内陸部の旧日高町と沿岸の人口の多い門別や富川地区の一部を除き停電。新冠町は大狩部や共栄、東川、太陽地区など西部で停電している。

 また、日高町では水道管の破裂により、7日は1530戸で断水となり、その後徐々に復旧しているが、8日朝も自衛隊の給水車が出動している。

 断水は、平取町でも長知内で水道管が破裂し、同地区や振内、二風谷などで断水し、自衛隊が救援。浦河町も6日から緑町の一部などの数戸で断水が始まり、町給水車で対応。7、8日も荻伏保育所付近や井寒台、柏陽館や西舎、杵臼生活館などに町や自衛隊の給水車が出動している。

 地震による負傷者は、震源地に近い日高町に集中。日高振興局調べで、8日までに1人が中程度のケガ、18人が軽傷を負っている。平取町は7日昼過ぎ、土砂流出の恐れから振内地区の1戸を対象に避難指示を発令した。

 様似町では浄水場処理場の非常発電機用軽油の確保が難しくなったため、町は8日朝にも過去に経験のない想定の処理施設停止を検討していたが、7日夜に電気が通り、何とか停止は免れた。

 鉄道が運休し、管内住民の足となっているJR代行バスは地震後は運休が続き、運行再開は10日からを予定。道南バスも浦河~札幌の高速ペガサスや浦河~新千歳空港のひだか優駿号、静内、日高、平取、苫小牧間などを運行する大半の路線を6日から運休(静内~厚賀折り返しは運行中)。

 管内小中学校は、地震発生の6日、7日は大半の小中高校が臨時休校となった。日高教育局によると「週明け10日以降も登校路の安全確認や給食の提供の可能性、足の確保など各状況を見て、休校にするかどうかを検討する」(波岸克泰局長)としている。

 停電により物流が滞り、食料品やガソリンなどは供給がかなり細っている。管内の大型スーパーの大半は休業かインスタント食品、飲料水の店舗前販売で対応。コンビニの弁当やパン、総菜棚は6日以降はほとんど空の状態が続き、停電が解消された8日も定期的な配送の見通しがつかない状況だ。

 胆振東部地震から2日が経過し、8日までに日高中部2町の電気や水道のライフラインは復旧しつつある。

 新ひだか町では、7日午前2時ごろに役場静内庁舎周辺の電気が復旧。三石地区も正午過ぎに市街地で復旧し、午後10時過ぎには町内全域で復旧した。

 また、三石緑ヶ丘や三石川上で発生していた断水も自家発電機の導入や電気の復旧もあり、同9時半までに全域で水道と下水道が正常に機能していることが確認された。

 7日に入り、固定電話やインターネットも午後2時半過ぎに静内の一部地区で復旧したのを皮切りに、各地で続々と復旧している。スマートフォンや携帯電話はバックアップ電源を使い切った基地局などもあり、キャリアによって接続できない状況が生じている。

 避難所は、山手町青少年会館(最大避難者数49人32世帯)、町総合町民センターはまなす(18人13世帯)、6日午後7時に開設した静内武道館(15人8世帯)、福祉避難所の町保健福祉センター(35人18世帯)は8日朝までに閉鎖した。今後も大きな災害があった場合に、すぐに対応できるようにしている。

 7日は東静内、三石の2小学校と静内第三、三石の2中学校、静内、静内農業の2高校が臨時休校した。

 新冠町では、7日午前2時ごろに市街地で電気が復旧したものの、送電線の点検などがあり、厚別川流域の西部地区では8日午前も停電が続いている。同地域では断水も続いていたが、自家発電の導入などで対応している。

 固定電話は市街地を中心に復旧しているが、停電地域などでは不通が続いている。

 町では、6日から役場庁舎2階と本町多目的交流センター、節婦生活館を情報提供所として開放。大狩部生活センターも自治会が自主避難場所として開設し、停電が続いていたことからテレビの視聴やスマートフォン、携帯電話の充電に多くの住民が訪れた。

 7日の町内小中学校は臨時休校した。新ひだか、新冠両町とも災害対策本部は継続している。

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