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苫小牧民報

「この町を必ず復興させる」厚真・宮坂尚市朗町長 被災地町長に聞く-胆振東部地震

「この町を必ず復興させる」厚真・宮坂尚市朗町長 被災地町長に聞く-胆振東部地震

 北海道で初の最大震度7を観測し、広域災害をもたらした9月6日の胆振東部地震の発生から間もなく1カ月。甚大な被害に遭った厚真、安平、むかわ各町の町長にこれからの復旧復興の取り組みなどを聞いた。

―厚真の土砂災害で36人の命が奪われた今回の大地震をどう受け止めているか

 「大きな損害を被ったが、克服していかなければならない。多くの人の支援と国、道、関係機関の迅速な対応で応急復旧期を乗り越えられた。日常生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかる。町として町民の生活再建に向けて力を入れていく。ただ、多くの人命を失ってしまい、喪失感は大きい。失ったものはあまりにも大きいが、しっかりと前を向いて復興の歩みを進めていくことが必要だ」

―今後の具体的な復興プランは

 「2019、20年の2年間で集中してインフラ、耕地などの復旧に全力を尽くす。そして被災した地域の再興を目指す地域再興計画を関係住民としっかり話し合って作っていきたい。当面は冬を迎える前に、避難所で避難生活を送る町民の日常を取り戻すことが大切だ。年内を目標に住まいの確保に取り組む。また、来年以降の作付け再開に向け、農業者の経営再建や営農再開の支援策を打ち出したい」

―施策で移住者を増やしてきたが、地震の影響をどう見るか

 「住みたい田舎として厚真町は全国的に知名度が上がっていたが、地震が起きたことで移住先の選択肢として厚真町を外す人が増えるのでは。それはやむ得ない。今後は災害対策で強靱(きょうじん)なまちづくりを進めていくことで、厚真町の評価が高まっていくのではと考える。そうすることでやがて厚真町への移住が増えて、再興につながっていくと思っている」

―総務課に新設した災害復興グループの役割は

 「今後は復旧や復興に向かって、さまざまな部署が関わることになる。庁内各課や国、道との調整役として無駄のない復旧復興事業を推進していくため、組織を束ねて一カ所にまとめることが必要。そう考えてグループを新設した。復旧復興を迅速に取り組むための司令塔としての役割を発揮してほしい」

―町民にメッセージを

 「長く厳しい道のりになるが、被災したこの町を必ず復旧、復興させていく。町としても町民をサポートしていく考えだ。そして町民の皆さんにも主体的に復旧復興のお手伝いをしていただきたい」

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