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苫小牧民報

育児でなく「育自」 チームNACS・森崎さんが「えにわ子育て応援セミナー」

子育て応援隊の会員が森崎さんと話し合った

 恵庭市は6日、2018年度えにわ子育て応援セミナーを恵庭市民会館中ホールで開いた。7月に発足した恵庭子育て応援隊の事業の一環で、広く市民を対象に、まち全体で子育てを応援する機運を高めようと初めて実施。演劇ユニット「チームNACS」リーダーで、舞台やテレビ番組などで幅広く活躍する森崎博之さん(46)が講師を務め、「子育ては自分育てと夫婦育て」をテーマに講演した。

 恵庭子育て応援隊は、市内の企業や団体、個人などがそれぞれの分野で子育て支援に対してできることを考え、取り組んでいくネットワーク。発足から約4カ月で151会員が登録している。セミナーは初めての市民参加型の事業で、会員と市内外からの一般参加者合わせて262人が会場に集まった。

 講師の森崎さんはチームNACSの脚本・演出を務め、数多くの人気作品を手掛けている。メンバーのテレビ出演や映画出演も数多く、全国区の人気を得ている一方、地元北海道を盛り上げる活動にも積極的に取り組んでいる。3児の父として育児に積極的なことでも知られ、札幌を中心に各地で子育てに関する講演会を行っており、恵庭での講演は初めて。

 講演開始前に原田裕市長と会って恵庭市の子育て支援について話を聴いた森崎さんは「恵庭の取り組みはトップクラス。素晴らしい取り組みがたくさんある」と話し、特に赤ちゃんと保護者が中学生と触れ合う「赤ちゃん登校日」事業を絶賛。自身が住む札幌市でも「ぜひやってほしい」と語り、会場から拍手が沸いた。

 自身の子育て経験の話では、「育児ではなく育自。特に長男は5歳ぐらいまでイヤイヤ期が続いて大変だったが、その期間が自分を急速に人間として成長させてくれた」と強調。また、育児を通じて夫婦や家族の絆が強まったことにも触れ、「今の時代は育児の大変さや子どもを取り巻く環境の変化など、悪い面ばかりがメディアで強調され、誰も結婚して子供を持ちたいと思わないような社会になっている。自分は夫婦の良さ、子育ての楽しさを伝えたい」と語った。

 会場の参加者からの質問にも答え、イヤイヤ期の乗り越え方や、子どもの苦手なことの克服法など、自身の経験を基にアドバイスした。

 セミナーの後半は、子育て応援隊の会員によるグループワークが行われ、森崎さんも参加して「子どもの成長を育む地域や大人の関わりについて」をテーマにさまざまな意見を出し合った。町内会のラジオ体操が地域の大人と子どもの関わりに効果的なことや、食育を通じて地域のさまざまな子どもが集まることなど多様な角度からの意見が上がり、中には「まち全体で映画の撮影に参加して連帯を深める」というユニークな意見もあった。

 千歳市から参加した2歳の女の子を持つ泉涼香さん(34)は「子育ての忙しさで夫婦のコミュニケーションを忘れがちになっていたが、講演を聴いて夫婦の関係の大切さに改めて気付かされた。これから家でも心掛けてみたい」と感想を話していた。

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