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函館新聞

新しい校歌共同作業 西、稜北の生徒が歌詞づくり 国立音大が作曲協力【函館】

校歌の完成に向け紺野さん(右)と函館西、函館稜北の生徒が意見を交わし合ったグループ会議

 2019年度に新設が決まった函館西高校と函館稜北高校の統合校「北海道函館西高等学校」の校歌制作が、両校の生徒らを中心に進んでいる。11月30日に函館コミュニティプラザ(Gスクエア)で開いた5回目のグループ会議には、作曲を担当する国立音楽大学(東京)の教授と学生も初参加し、生徒が考案した歌詞を潤色しながらメロディーを付け、完成に近づけた。

 生徒による校歌制作は、統合校の教育課程テーマ「探究」に沿って行っている。会議は9月に始まり、有志の生徒7人(西高3人、稜北高4人)がお互いの校舎を訪れるなどし、新しい学校に込める思いや立地から生まれるイメージを言葉で紡ぎ、生徒一人ずつ1~3番を作詞。7曲の候補から投票で決まった1曲の詞を改編して基盤を作った。

 同大からは、津田正之教授と作曲科4年、紺野鷹生さん(22)が参加。事前に歌詞に目を通していた津田教授は「皆さんが新しく生まれ変わる学び舎に抱く“祈り”のような真摯な思いを感じた」と評価。

 初めて校歌制作に携わる紺野さんは、作曲の構想を練るため事前に両校に足を運んだ。「両校を訪れて、皆さんが残していきたいものや発信していきたいものがよく分かった」と話し、「自然とドラマチックに盛り上げていくには、ちゃんと自分の言葉で肉付けしていくことが重要」とアドバイスした。

 生徒らは「自分らしい言葉」というテーマに思考を巡らせ、新たに浮かんだ言葉を書き留めていた。西高校2年の北村梨紗さん(17)は「卒業した人、これから入学する人の心に残るような曲にしたい」、稜北高3年の米内山楓さん(18)は「稜北高校の名前はもうなくなってしまうので、稜北らしさも校歌に織り交ぜたい」と話した。

 紺野さんがキーボードでメロディーを弾きながら詞を口ずさむと会場に拍手が響いた。西高校の藤島尚子教頭は「生徒たちの感性に任せて、新時代を感じられるようなフレッシュな校歌になることを期待したい」と目を細めた。

 校歌は年内をめどに完成予定で、4月の入学式で初披露する。新しい校章は函館デザイン協議会(岡田暁会長)と協同で制作中。今後の会議で両校から集まった8つのアイデアを基にデザインを形にしていく。

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