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室蘭民報

登別の彫刻家・北村さんが17日から個展【室蘭】

室蘭市民美術館で個展を開く登別の彫刻家・北村さんと、展示作品の一部

 昨年の第7回「北の聲(こえ)アート賞」で最高賞を受賞した、登別市若草町の彫刻家・北村哲朗さん(62)の個展「地平と辺縁」が17日から、室蘭市幸町の市民美術館で開かれる。自然のエネルギーや、多様な生命の営みなどを抽象的形象で表現した26点が披露される。

 同賞は道内で優れた創造的な文化・地域活動に取り組む個人や団体を表彰するもので、札幌の民間団体、文化塾「サッポロアート・ラボ」が2012年(平成24年)に創設。胆振管内の受賞者は北村さんが初めて。

 北村さんは1980年代後半から独学で彫刻を学び、2008年7月~09年4月まで、スペインのアルテガス財団芸術村で制作活動を行った。室蘭や札幌などで精力的に個展やグループ展を開いている。

 小学生時代に自然豊かな旧大滝村(現伊達市大滝区)で生活した経験が作品に反映されている。素材は大滝区の木を使用。今回の個展では17、18年の近作を披露する。中でも、1本の丸太から彫り出す「一木造り」の作品「玉響」は、高さ2・4メートル、直径50センチの大作。曲線の表現が見事だ。

 北村さんは「彫刻空間を楽しんでいただき、何かを感じてほしい。彫刻を通じた触れ合いができたら」と話し、多くの来場を呼び掛けている。今月27日午後2時からは会場でギャラリートークを行い、制作過程の解説やエピソードなどを語る。展示は3月31日まで。

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